こう暑いと陽炎があちこちで「ゆらゆら~」と立ち昇っているんじゃないでしょうか。
さ〜てと、強引な結びつけですが「陽炎がゆらゆら~」と言えば、

堀川早苗さん、ピンと来ない方、特撮物「不思議少女ナイルなトトメス」というのヒロインと言えば、なんとなく分るでしょうかねぇ。美少女仮面ポワトリン(花島優子主演)の後続番組と言えばもっと分るかな。乙女塾5期生出身で、清楚なイメージ、珍しく芸能人ぽさのない感じの女の子でした。
「ナイルなトトメス」、ナイルとトトメスとくればエジプトです。
トトメスってのはエジプトのファラオ(王様)の名前なんですが、この番組では主人公である彼女の名前となってます。アラビア風ベールを被ったちょっと神秘的な衣装でした。
ポワトリンが強烈な印象を残し過ぎたせいなのか、トトメスがベールを被って顔が見えないせいなのか、それとも美少女なんだけど地味な雰囲気だからか、とにかく一般的な知名度を残すことは残念ながら出来なかったです。
アイドルとしての彼女が持つイメージもフワッと柔らかく、でも芯は強そうな感じ。「アフロディーテの夏」はそんな彼女のイメージのような、暑い夏に静かに燃え上がる情念?といった風情の曲です。
♪ほら ゆらゆらゆら 願いこめて 陽炎が揺れます
ほら ゆらゆらゆら 熱い思いもう止まらない
ほら ゆらゆらゆら 微笑みまで陽炎のようです
本来だったらジトッとした歌の世界ですが、彼女の歌声がゆらゆらふわふわしてて、衣装も白のドレスで、むしろ爽やかな避暑地のような感じを醸し出す歌でした。
さて、お嬢様って感じでかわいいのはかわいかった堀川早苗だったが、押しの強さやキャラクターの強みがなかったので、芸能人としては成功出来なかったですね。まぁそれでも、案外と長く女優活動はしてました。
引退後は「アロマテラピーの店で働いている」なんて写真週刊誌の記事を以前読んだ記憶があります。アロマテラピーのセラピストなんて彼女のイメージにピッタリの職業じゃないですか。あの優しそうな笑顔でセラピーを受けたら、効果ありそうですよ。
今回ネットで調べてみたら、何年前の記事だか分りませんが「レコード会社の営業職として勤務しており全国を飛び回っている。」とありました。
アレレ、イメージちょっと変わったなぁ、結構たくましいんですね。芸能界でサバイバルしていただけあって、流石に根性はありそうです。さてまだ営業職続けてるんでしょうか…?