2009年06月29日

「夏の恋人達」 by 吉田真里子

ソニーオーダーメイドファクトリーで「吉田真里子シングルコレクション」がエントリーされているのを知り、早速予約してきました〜。
でも予約が規定枚数に達しないと、発売が頓挫してしまうんですよ。
彼女のベスト、首を長〜くして待ち続けていたのですが、このまま日の目を見ないうのは非常に残念なこと。
あともう一歩なので、何とか復刻が近づくように祈りつつ、彼女の「夏の恋人達」を取り上げま〜す。


ミスマガジン出身の彼女。斉藤由貴、南野陽子に続けとばかりに、デビュー前から雑誌「ORE」で表紙を飾ったりし、非常に期待度が高かった。
柄が悪かったり、少々頭が悪そうだったり、若しくはただ可愛いだけのアイドル達とは一線を画した、気品あふれる、清楚なイメージを持ったお嬢様系の美少女。セーラー服もよく似合い、知的な感じもあり。
そんな彼女も「ORE」はグラビア雑誌だったから、水着を披露。初々しくて可愛かったですねぇ。

唯一マイナスだと思ったのが、デビュー時に既に高校3年生だったこと。回りの新人アイドルといえば中学生から高校1年あたりが旬だったので、ちょいとお姉さんの感があり。

デビュー曲「とまどい」も彼女のイメージに合った楽曲で、歌唱力もあるんですよね。
そんな感じで仕込み万全だったんだけど、いま一つブレイク出来ず仕舞いの結果に。当時大活躍していたアイドル四天王のような個性がなく、パンチが弱かったのかな。

さて、「夏の恋人達」は4枚目のシングル。
natsunokoibito.jpg
初めて聞いた時、曲の風情が「避暑地の森を歩いている美少女」に感じられ、ジャケットも麦わら帽を被って、まるで「避暑地の天使」って感じ。まさに彼女のイメージにピッタリ。

 ♪愛を止めないで 夢を消さないで
  涙乾かし 思い出 いまポケットに入れ
  銀の坂道を白いランクルで 駆け抜けた二つの影

 ♪渚まで手をつなぎ 歩いて確かめあったの
  言葉では言えないが 好き 信じているのよ

優しく儚げな感じの彼女声が、切ないメロディーに乗せられ相乗効果となり、なんだか夏の海、山、坂、などの情景が目に浮かんでくるような。


これは失恋の歌ですよね。
「愛を止めないで。夢を消さないで」と焦りにも似た願いだったり、
微妙な二人の関係を、夏の記憶をそっと胸に閉じ込めたりしてるので。

 ♪光る浪間でおぼれた真夏の恋人
  星のパラソルを 二度と忘れない
  幸せに鍵をかけて


さぁて、「夏の恋人達」をもう一度飽きるほど聞いてみたい。シングルコレクションが発売決定しますように…


posted by ハルティ at 01:10| 香港 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 88年デビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月08日

「また夏が来る…」 by 田中律子

matanatsugakuru.jpg

6月も1週間が過ぎました。ここ香港は蒸し蒸し度もかなりアップしてきて、また寝苦しい夏がやって来るぅ、
ってな訳で、まさにこのタイミングにピッタリな田中律子さん「また夏が来る…」を取り上げてみま〜す。

この曲は1989年3月21日発売。「また夏が…」どころか、「まだ春が来たばかりじゃないか…」という時期に発売されております。
夏と言えば=元気一杯の田中律子のイメージ、以前取り上げた「Wave'n Surf」のようなノリノリの曲が予想されるんですが、「また夏が来る…」は少々趣きが違い、意表をついたバラードソングなんです。
普通夏の始まりと言えばウキウキするもんですが、この曲は、まるで夏の終わりをおセンチに歌い上げているかのような。
そして更に意外や意外、田中律子も期待に応え、感情たっぷりに切なく歌い上げ、秀逸な曲に仕上がったお薦めの一曲です。


さてこの曲、一人称は「僕」となっており、つまり男の視点から話が展開されてます。

 ♪眠れない夜はいつも 僕は渚でひざを抱えて
  悲しみと星の数と 比べてそっと目を閉じてみる

  どうして人は子供の頃の 夢を粗末にするんだろう
  砂に埋もれた割れたボードも 時間も二度と帰らない

男の子がかなりたそがれた様子なんですが、
この時点では、子供の頃夢も何もかもあきらめ、将来の迷いを抱えてる…?、仕事もうまくいかない?、みたいな第二の思春期を迎えた男の迷いの雰囲気を漂わせておりますが、

 ♪あの日 君の愛を失くした また夏がくるね…

実は失恋をズルズルと引きずって、感傷に浸ってるってことで。


 ♪夏は少女を大人に変える 結んだ髪をほどくように
  君の口からサヨナラ聞いて 初めて愛と知るなんて 
  あの日 君の愛をなくした また夏がくるね

2番の歌詞になると、「あの夏の女の子」への描写が具体的に出てきて、「当たり前のようにいつも側にいた君から予期してなかった別れを切り出され、初めて好きだったと分かったのに。もう遅い〜」ってなよくあるパターン。


ここで、ふと思ったんですが、以前レビューした田中律子の「Wave'n Surf」の世界観に通じているような。

Wave'n Surf」で波乗りしている彼を浜辺でじっと待っていたあの女の子、
「いつか振り向いてくれる そうよ信じている」なんて健気に思っていたあの女の子、
ついにあの子も脈なしだと諦めちゃったんだぁ、
あの健気な少女も、少し大人になって新しい人を見つけたんだぁ…。

そしてその「Wave'n Surf」の女の子が恋してた「彼」が去年の夏を思い出している、な〜んて感じに。

実際「Wave'n Surf」はこの4か月後の1989年7月21日発売なんで、そう言う訳ではないでしょうけどね。


最後のフレーズが好きです。

 ♪心に手を当てればいつも あの夏に会える

楽しい思い出、素敵な思い出はいつもは心の引き出しにしまってあるけど、いつでも開けて見る事が出来るんですよね。写真は無くても楽しい思い出ってふと蘇って来ますよね。


こんな素敵な歌を残してくれた田中律子さんですが、知名度や露出の割には売上は振るわなかったですね。残念なことです。
posted by ハルティ at 03:18| 香港 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 88年デビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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